当院と多くの整形外科との違いはいくつかありますが、
一番の大きな違いは痛み・痺れの症状改善にために、
症状が出ている箇所のみをみているのか?身体全体をみているのか?です。
ちょっとピンとこないかと思いますので、
具体例として腰痛を取り上げていきます。
腰痛で整形外科に来院した場合、
ドクターとの問診後にレントゲン撮影を行い、
同時に痛みのある腰周囲(お尻や太もも)をみていき、
レントゲンの結果と問診等の内容から治療方針を決め、
腰を温めたり電気を流したり牽引をしていくと同時に鎮痛剤やシップを処方してくれます。
リハビリスタッフのいる整形外科では、
ストレッチなどで腰の硬さを緩めてくれたり、
適度な運動指導をしてくれます。
ですが、これらはあくまで痛みの出ている腰周囲のみをみていった結果をもと行っています。
当院では痛みのある腰周囲だけでなく、
身体全体をみていきます。
これは腰の痛みが出てくるのは、
結果として腰に痛みが出てくるのであり、
原因は別のところにあることが多いからです。
例えば、
①上半身が猫背であるために、
肩周囲や背中上部の筋肉が硬くなり筋肉を包んでいる筋膜も張っている。
筋膜の繋がりにより腰周囲の筋肉の筋膜が頭側に(=上方に)引っ張られ、
筋膜に包まれている腰周囲の筋肉が硬くなり痛みが出ている。
(筋肉は固くなりすぎると痛みを発します。)
②足首の動きが悪いために歩行がガニ股のようになっており、
下半身の外側にストレスがかかることにより、
ストレスがかかっている筋肉(お尻や太ももの外側)が硬くなります。
筋肉が固いという事は、
伸びにくくなると同時に縮みにくくなります。
つまり、筋肉が本来の働きをしなくなってしまいます。
その結果として腰に負担がかかるので痛みを発している。
この様に、今までに腰の痛みの原因が腰周囲にない方が多くいらっしゃいました。
このような方々は腰周囲の筋肉をゆるめることにより、
一時的に症状が良くなりますが、
時間の経過とともに痛みが戻ってしまいます。
長年の痛みや痺れ・痛み止めを服用しても取り切れない痛みなどは、
身体全体をみていないために一時的な処置となっているために起きていることが多いです。
では整形外科でも身体全体をみてけばいいと思われるかもしれませんが、
まだまだ「痛みの原因は痛みのあるところにある。」
との認識が強いために身体全体をみてくれなかったり、
健康保険を使用する限り腰周囲しか治療ができないから、、、といった点もあります。
(腰痛の治療で肩周囲への施術する事は、
健康保険では基本的に認められていないです。
腰ではなく肩の治療と判断されてしまいます。)
当院では検査において身体全体をみていきます。
その結果、痛みのある箇所から離れた所にある本当の原因を見つけることができます。
その原因を施術することにより、
整形外科で改善しなかった症状が改善していきます。