患者様によく聞かれるのことがあります。
それは、
「水を飲むことは大事ですか?」
です。
これの答えはただ一つ!
「はい!大事です!」
人間の身体には多くの水分が必要です。
赤ちゃんで約80~75%が、
成人で約65~60%が、
高齢者で約55~50%が
体重に対して必要な水分量と言われています。
仮にこの水分量が3~4%減少すると、
頭痛やめまいが起りはじめ、
脱水症状となります。
もし10%減少すると死に至ることがあります。
この大事な水分ですが、
身体の中を巡ることによって、
栄養を運んだり、
ホルモンを運んだり、
体内の老廃物を運んだりしています。
運んできた老廃物を排便や排尿で体外から排出するのですが、
水分をしっかりと摂らずに身体の水分量が少ないと、
この排出が出来なくなってきます。
(水分量が少ない中で排出すると、体内水分量が減少し、
頭痛やめまいといった脱水症状がでてきてしまいますので、、、。)
老廃物が配収出来ないという事は、
つまり身体の中に汚れが常に濃い状態であるという事です。
これでは身体の状態をいい状態で維持することができません。
十分な量の水を摂ることで、
①身体の老廃物が素早く排出され、
回復のターンオーバーが早くなりますので、
痛みの改善する期間が短縮します。
②老廃物が排出されるので美肌効果もあります。
③血液の循環が良くなりますのでだるさ等の改善にも繋がります。
では、実際にどのくらいの量を摂るのがいいのか?です。
よく一般的に2Lと言われていますが、
体重によって変化します。
私が皆様にお伝えしているのは、
体重50k⇒1.5L~2.0L
体重60k⇒2.0L~2.5L
体重70k⇒2.5L以上
とお伝えしています。
ちょっとびっくりするような量かもしれません。
ですが、成人で身体の約65~60%が水分とお伝えしました。
仮に体重60kの人であれば、
36~39kの水分=36~39Lの水分が必要なのです。
(1g=1ccとしての計算です。)
毎日2Lの水を飲んでも体内の水分が全て入れ替わるのには18日間必要です。
それを考えるとそこまで驚く量ではないと思います。
ただし今から急に水分を急激に摂ろうとしないでください。
急に飲む量が増えると身体が対応できずに、
お腹を壊したり、むくんできたりしてしまいます。
少しずつでいいので一日に摂る量を増やしてください。
目安として一か月かけて一日に摂る量が0.5L増えるくらいでいいです。
あと、
「お茶やコーヒーでもいいですか?」
と聞かれることがありますが、
一番いいのは「水」です。
お茶やコーヒーは利尿作用があるので、
せっかく摂った水分を多く出してしまいますので、、、。
このことからもビールなどのアルコールはダメです。
お茶やコーヒー以上に利尿作用が強いですので、、、。
もちろんお茶やコーヒーを飲んではダメという事ではありません。
それ以外に水も飲んでください。ということです。
徐々にでいいので十分な水分を摂ってください。
一番簡単な健康法の一つです。