「好転反応」とは東洋医学で使われる言葉で、
施術を受けた後に症状が改善する過程で身体に生じる一時的なの反応ことを言います。
この反応は1つだけでなく複数現れることもあります。
代表的なものは、
「だるさ」や「倦怠感」・「下痢」・「発汗」などが挙げられます。
この反応は誰でも出てくるということではなく、
反応が出てこない方もいます。
また、その方の症状の重たさやにより反応の度合いや期間にも個人差があります。
好転反応は病気の症状と似ていることもありますが、
以下のようなときは好転反応によるものと考えられます。
反応による不調な状態と並行して、症状が良くなっている。
反応により身体の不調を感じてはいるが、
同時に症状が良くなってきている。
このような場合は好転反応による不調の可能性が高いです。
不調が我慢できる程度である。
だるさや軽い頭痛など不調がでているが、
程度がそこまでひどくなく、
比較的軽い時は好転反応によることが多いです。
今まで出ていた症状は弱くなっているが、以前出ていた症状が出ている。
お身体の回復にあたっては今現在の症状が改善したが、
以前出ていた症状が再び出てくることがあります。
これは今現在の症状が悪化するまでの経過を、
時間を遡っていくように逆回転でお身体が良くなっていくためです。
このような場合も好転反応のひとつととらえる事が出来ます。
症状を感じなかった箇所に痛みや痺れを感じる様になる。
人間はその時に一番症状が強い所に意識が集中する様になっています。
ですので症状が改善していくにしたがい、
これまで意識がいっていなかった所の症状を認識する、、、
ということがおきてきます。
これは症状が改善しているからこその出来事で、
好転反応のひとつととらえることができます。
これらの反応が出てきた時は、
「水分を多めにとる」 「入浴する」 「横になる」 「ストレッチなどする」
などを行なってみてください。
徐々の反応が弱くなってきます。
また、多くの方は翌日には感じなくなっています。
好転反応は体内の循環や神経のバランスなどが
元に戻ろうとする過程で起こる、
一時的な身体反応です。
この反応が徐々に弱くなるに従い、
循環のよいバランスのとれた状態に回復していきます。
中には辛い症状もあるので、
そういったときには、
循環を促しながらゆっくり適度のストレッチなどで体を動かし、
休息をとって回復を待ちましょう。